こんばんは!パソコンに詳しい方もそうでない方もCPUって聞いたことあるかと思います。使用しているパソコンで世の中に多く出回っているCPUが「intel core iシリーズ」です。 IntelのCore iシリーズは、インテルが製造する主力のCPUシリーズの1つです。
Core iシリーズは、2008年に初めて発表されました。それ以前にはインテルのCPUはCore 2シリーズやPentium、Celeronなどが主流でしたが、Core iシリーズはより高性能なプロセッサとして登場しました。
今回は「core i シリーズ」について性能の見方を調べてみました。
目次
CPUを解りやすく説明
CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)はコンピュータの「頭脳」とも言える部分で、コンピュータ内での計算や処理を担当する重要なパーツです。
CPUの役割を簡単に説明すると、以下のようになります:
- 計算すること: CPUは数学的な計算を行います。例えば、足し算や引き算、掛け算や割り算などをコンピュータが行う際には、それを実際に担当するのがCPUです。
- 命令を実行すること: CPUはプログラムの指示(命令)を理解し、それを実行します。例えば、ウェブブラウザを開いたり、ゲームを起動したりするのも、CPUが命令を解釈して実行しているからです。
- コンピュータの他の部品を制御すること: CPUはコンピュータ内の他の部品(メモリやストレージなど)と連携し、データのやり取りや制御を行います。これによって、データの保存や読み込み、表示などが可能になります。
- 高速な処理をすること: CPUは非常に高速に動作します。秒間数十億回もの命令を実行することができます。これによって、コンピュータの応答性や処理速度を向上させることができます。
CPUはコンピュータの中で非常に重要な役割を果たしており、コンピュータの性能や速度はCPUの性能にも大きく依存しています。最近のCPUはマルチコアと呼ばれる複数の処理ユニットを搭載しており、複数のタスクを同時に処理することができるので、より多くの作業を効率的に行うことができます。
CPUのコアやスレッドとは?
CPUについて調べるとコアとスレッドという言葉をよく聞くので説明です↓
- コア: CPUのコアは、簡単に言えば「計算エンジン」です。1つのコアが持っているのは、命令を受け取り、実際に計算や処理を行う能力です。コアが多いほど、同時に多くの作業を行えるというわけです。例えば、2コアのCPUは、同時に2つの計算作業を行うことができます。
- スレッド: スレッドは、コアが同時に処理できる「タスクの流れ」です。1つのコアが複数のスレッドを処理できるようになることを「ハイパースレッディング」と呼びます。これにより、1つのコアでも複数のタスクを同時に処理できるようになります。例えば、1つのコアが2つのスレッドを処理できる場合、コアが忙しい作業をしている間に、別のスレッドによる処理を行うことができます。
- コアが増えると、同時に処理できるタスクの数が増えます。
- スレッドが増えると、コアがより効率的にタスクを処理できるようになります。
例えば、4コア8スレッドのCPUは、4つのコアがそれぞれ2つのスレッドを同時に処理できるようになります。これにより、複数のタスクを同時に効率的に処理することができます。
このように、コアとスレッドはCPUの性能や処理能力に大きな影響を与える要素であり、最適なコア数やスレッド数は使用目的や予算などを考慮して選択する必要があります。
つまり・・・ コア=脳みそ、スレッド=動かせる手ってことか!こういうことか?↓
Core i シリーズの種類について
ここでCore i シリーズの登場順に種類を列挙します。
- Core i3シリーズ: 最初に登場したのはCore i3シリーズです。これはエントリーレベルのプロセッサであり、一般的な日常的なコンピューティングタスクに対応しています。一般的にデュアルコアまたはクアッドコアのプロセッサが含まれます。
- Core i5シリーズ: Core i5シリーズは、中間レベルのプロセッサとして登場しました。Core i3よりも高性能で、マルチタスクや複数のアプリケーションの同時実行に適しています。デュアルコア、クアッドコア、またはヘキサコアのプロセッサがあります。
- Core i7シリーズ: Core i7シリーズは、ハイエンドのプロセッサとして登場しました。高性能でマルチタスク処理やグラフィックス処理に優れています。クアッドコア、ヘキサコア、またはオクタコアのプロセッサが含まれます。
- Core i9シリーズ: Core i9シリーズは、最も高性能なプロセッサ群として登場しました。多くの場合、ハイパースレッディングやターボブーストテクノロジーを備えた高コア数のプロセッサが含まれます。マルチタスク処理やビデオ編集、ゲームなど、高負荷なタスクに対応します。
このように、Core iシリーズはエントリーレベルからハイエンドまで幅広いニーズに対応する製品群となっています。各シリーズには複数の世代があり、新しい世代が登場するたびに性能や機能が向上しています。最新の情報を参考にしながら、自身のニーズや予算に合ったCore iシリーズ製品を選択することが重要です。個人的にはCore i 5だと通常の事務作業は可能かと思います。
- 「デュアル」は、一般的に「2つ」という意味を持つ接頭辞
- 「クアッド」は、一般的に「4つ」という意味を持つ接頭辞
- 「ヘキサ」は、一般的に「6つ」という意味を持つ接頭辞
- 「オクタ」は、一般的に「8つ」という意味を持つ接頭辞
CPU 世代とは?世代の確認方法
パソコンを家電量販店などで探していると、よくCPU 「intel core i 7 第11世代」という感じで店頭に並んでいるかと思いますがこの世代とは何なんでしょう!?
CPUにおける世代とは?そのままですが、コンピュータの中核となるCPUの世代を指します。CPUの世代は、製造された時期や技術的な進化に基づいて区分されます。新しい世代のCPUは、通常、前の世代よりも性能や効率が向上しています。
以下に、Intel Core iシリーズの代表的な世代とその登場年を示します。なお、各世代はさらに細かく複数のモデルやバリエーションが存在しますが、ここでは代表的な世代を挙げます。
- 第1世代 (Nehalem):
- 登場年: 2008年
- 第2世代 (Sandy Bridge):
- 登場年: 2011年
- 第3世代 (Ivy Bridge):
- 登場年: 2012年
- 第4世代 (Haswell):
- 登場年: 2013年
- 第5世代 (Broadwell):
- 登場年: 2015年
- 第6世代 (Skylake):
- 登場年: 2015年
- 第7世代 (Kaby Lake):
- 登場年: 2016年
- 第8世代 (Coffee Lake):
- 登場年: 2017年
- 第9世代 (Coffee Lake Refresh):
- 登場年: 2018年
- 第10世代 (Comet Lake):
- 登場年: 2020年
- 第11世代 (Tiger Lake):
- 登場年: 2020年
- 第12世代 (Alder Lake):
- 登場年: 2021年
- 第13世代 (Raptor Lake):
- 予定: 2022年
- 第14世代 (Meteor Lake):
- 予定: 2023年以降(予定)
このリストは代表的な世代を示したものであり、各世代ごとにさまざまなモデルやバリエーションが存在します。また、新しい世代のCPUがリリースされるときには、さらなる性能向上や新機能の導入が行われることが一般的です。最新の情報はインテルや各メーカーの公式ウェブサイトなどで確認することができます。
Core i シリーズの世代調べ方
Windowsなどのオペレーティングシステムには、システム情報やデバイスマネージャーといった機能があります。これらを利用して、現在のパソコンに搭載されているCPUの詳細を確認することができます。具体的には、「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」からシステム情報を確認したり、「デバイスマネージャー」からプロセッサの情報を確認することができます。
CPU(プロセッサー)の世代の見分け方
Intel Core iシリーズCPUの世代は、CPUのモデル名の数字の部分で判断できます。
CPUのモデル名表記 :「Core ix-xxxxx」iのxには3,5,7が当てはまり、後の4桁または5桁のxxxxの先頭の数字=世代 と見分けることができます(第1世代除く)。
引用元: i-o data
第1世代 数字が4桁ではなく3桁となっている (例:Core i7-880)
第2世代 数字が4桁で2で始まる (例:Core i7-2700K)
第3世代 数字が4桁で3で始まる (例:Core i7-3770K)
第4世代 数字が4桁で4で始まる (例:Core i7-4770K)
第5世代 数字が4桁で5で始まる (例:Core i7-5775C)
第6世代 数字が4桁で6で始まる (例:Core i7-6700K)
第7世代 数字が4桁で7で始まる (例:Core i7-7700K)
第8世代 数字が4桁で8で始まる (例:Core i7-8700K)
第9世代 数字が4桁で9で始まる (例:Core i7-9700K)
第10世代 数字が5桁で10で始まる (例:Core i7-10700K)
第11世代 数字が5桁で11で始まる (例:Core i5-11400)
第12世代 数字が5桁で12で始まる (例:Core i5-12400)
下記の例だと、プロセッサ欄にIntel(R) Core(TM) i5-3320M CPU @ 2.60GHz 2.60 GHzと表示されています。これはCore i5の第3世代シリーズだと確認が出来ます。
CPU Core iシリーズ選び方 まとめ
CPUのCore iシリーズを選ぶ際に考慮すべきポイントをいくつか挙げます。適切なCPUを選ぶためには、自分のニーズや予算に合ったものを選択することが重要です。
- 用途に合った性能レベル: 最初に考慮すべきポイントは、CPUの性能レベルです。Core iシリーズにはCore i3、Core i5、Core i7、Core i9などのモデルがありますが、それぞれ性能や価格が異なります。一般的なオフィス作業やウェブブラウジングにはCore i3やCore i5が十分ですが、ゲームや動画編集、プログラミングなどの高負荷なタスクを行う場合はCore i7やCore i9が適しています。
- 予算とバランス: CPUの価格も重要な要素です。予算に応じて性能とのバランスを考える必要があります。最新世代や高性能モデルは高価ですが、自分の必要性能を満たす中間クラスのCPUでも十分な場合があります。
- コア数とスレッド数: コア数とスレッド数は、マルチタスク処理や複数のプログラムを同時に実行する際の性能に影響します。より多くのコア数やスレッド数があれば、より多くのタスクを同時に処理できます。例えば、動画編集や3Dレンダリングなどのプロフェッショナルな作業を行う場合は、多くのコア数とスレッド数があるCPUが好ましいです。
- ソケットとマザーボードの互換性: CPUを選ぶ際には、対応するソケットとマザーボードの互換性も確認する必要があります。同じ世代のCPUであっても、異なるソケットを持つ場合がありますので注意が必要です。
- 省エネ性能: 最近のCPUは省エネ性能も向上しており、性能を犠牲にすることなく省エネできるモデルもあります。特にモバイルノートパソコンを購入する場合は、バッテリー駆動時間を考慮すると良いでしょう。
- 将来性: 最新世代のCPUを選ぶと、将来的なアップグレードや新しい機能の利用が可能になります。ただし、最新世代は高価な場合もあるので、予算とのバランスを考えましょう。
これらポイントを考慮しながら、自分のニーズに最も適したCPUを選ぶと良いでしょう。また、製品の詳細な情報やベンチマーク結果などを参考にすることも重要になります。それではー!
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