こんばんは!インフラエンジニアで運用を経験したことのある方ならバックアップテープの交換など経験があると思います。
様々なインフラのテクノロジーが発達している中で、テープのバックアップ作業はアナログ的です。 数十個のテープをローテーションで使いバックアップし手動テープ交換をしている企業もまだ多いかと思います。
正直言うと、私はテープ関連の作業やテープソフトの操作は興味がなく苦手な方です。ですがエラーなどが出た場合、対処はしないといけないので備忘録としてまとめてます。
今回は、バックアップソフトのArcServeでテープへの書込みが失敗した時の備忘録です。エラーコードはW3825とE3824です。知っている人なら問題ないと思いますがArcServeの知識がなく少し手こずってしまいました。
目次
ArcServeメディアがありません W3825/E3824
ある日、ArcserveBackupでジョブ失敗の履歴を見ました。
- W3825 このメディアまたはブランク メディアが見つかりません。
- E3834 このジョブに使用できる適切なメディアが見つかりません。
なんじゃ、こりゃ。テープはセットされているのに見つかりませんとは意味の分からないエラーです。とりあえず、テープのバックアップは取らないといけないので調べました。
ググってみると最初にヒットしたのは、ArcServe Backup サポートサイトです。
バックアップ ジョブ実行中に W3825 が記録された場合、メディアのタイムアウト期間 (デフォルト 5 分) が経過すると 更に E3834 が記録されバックアップ ジョブが失敗します。
確かにジョブ履歴を見るとW3825が発生した5分後にE3834のエラーが発生しています。
バックアップジョブで指定したデバイスグループ内に対象のメディアが存在しない場合に記録される
とりあえず、バックアップジョブで指定したメディアが認識してないのね!ということだけはわかりました。
上記のArcserveBackupサポートサイトの手順通りジョブの修正を試しましたが結局NGでした。
更に私はググって下記から順に探しました。
メディアの有効期限によるエラー
メディアの有効期限が切れると発生するエラーでもあるようです。ググって検索すると下記の方は有効期限を伸ばして対処したようです。
メディアの有効期限は初期値では3年です。メディアの有効期限を伸ばすことでエラーが解消されたようです。
これを見てフォーマットして有効期限を伸ばしてみましたがまだ上手くいきません。一体なんなんだ!と次を検索しました。
「Arcserve Backup 認識のメディア情報」と「ライブラリ上のメディア情報」 の不一致
ArcServeBackupでのメディア情報の不一致による対応方法を検索しました。内容としてはインベントリでテープを認識させるようです。
インベントリもしてみましたが何も変わりません。次を検索しました。
メディアの消去を行なう
フォーマットで直らない場合は、消去してみるのも手です。ArcServeサポートサイトにも消去方法が載っていました。色々試しましたが、これで私はエラーが解消されました。
フォーマットした後に、クイック消去をするのです。
消去(クイック消去プラス)は有効期限以外のヘッダ情報をクリアし、ブランクメディアの状態に戻すことができます。
ブランクメディアにすることで翌日には、テープに書き込まれるようになりエラーも解消されました。ホッと一安心です。
ブランクメディアを挿入
色々、試してみましたがブランクメディアを入れるのが一番だと思います。無理に消去したりフォーマットせずにブランクメディアを挿入ておけば勝手にバックアップしてくれます。
テープ交換作業は好きじゃない私ですが、ジョブが完了した日にはホッと一安心です。ジョブの修正など色々試してNGだったのが、ようやくデータが書き込めました。
これからは、もう少しバックアップの知識を蓄えていこうと思います。
最近では、ArcServeUDPなども登場してきていますのでまた勉強をしていきたいと思います。それではー!
良ければ過去記事も見てみてください↓