こんばんは!本日、パソコンの問合せでどうにも解決できない事象が起こりました。動作が遅くなってしまったという問合せでした。不要なデータを削除したりしましたが、中々治りません。
プロファイルの格納領域がいっぱいになりました
しばらくすると、下記のようなメッセージが表示されました。
プロファイル格納領域がいっぱいになりました。ログオフする前に、プロファイルの項目をネットワークまたはローカルの記憶域に移動してください。
このメッセージの他にも画面右下のタスクバーに✖マークが表示されました。これは容量が多い場合に表示される✖マークです。
プロファイル領域がいっぱいになると、ファイルが開けなかったり印刷が出来なかったりコピー&ペーストが出来なかったりと不具合が多々起こります!
そんな時には、大きなファイルを複数削除して空き領域を増やすか、プロファイルの再作成を実施します。私は、下記で紹介するプロファイルの再作成で何度も不明な不具合を切り抜けたことがあります。
プロファイルとは?
そもそもプロファイルって何だろう?という方の為に説明するとプロファイルとはユーザーの構成情報になります。英語ではProfileと書きます。英語読みだとプロフィールと読むとピンとくるかもしれません。
何故かパソコンではprofileのことをプロファイルと呼びます。ユーザープロファイルの場所はC:\Usersの配下にあります。
プロファイルの構成情報
プロファイルの配下を覗いてみると、おなじみの情報が並びます。例としてC:\ユーザー\userのプロファイル構成情報になります。
- デスクトップ
- アドレス帳
- ダウンロード
- ドキュメント
- ピクチャ
- ビデオ
- ミュージック
- etc…
ファイルの保存先などでおなじみのフォルダが並んでいるのが解るかと思います。同じパソコンでも違うユーザーごとにログインすれば、それぞれ違うファイルがあるのはプロファイルのフォルダ構成のおかげです。
プロファイルの再作成方法
プロファイルの再作成方法は下記の手順で可能です。この作業は、プロファイル再作成したいユーザーではない別のアカウントで作業します。
①まずは既存のプロファイルのバックアップを取ります。エクスプローラーを開きます。C:¥ユーザー\”対象のプロファイル” の名前を変更します。(例として対象のユーザーがuserならuser_bkと打ちます。)
②ファイル名を指定して実行をします。Windowsキー + Rキーで表示できます。
③sysdm.cpl とコマンドを打ちます。
④システムのプロパティが開きます。 > 詳細設定 > ユーザープロファイルの「設定」をクリックします。
⑤対象のユーザープロファイルを選択し「削除」をクリックします。
⑥再度、削除したユーザーでログインすることでプロファイルが作成されます。
この作業によってユーザープロファイルは削除されますが、ドメインやローカルのアカウント情報は削除されないため再度ログインすることで新しくプロファイル作成が可能になります。
⑦ログインが出来たら、手順①でバックアップを取ったC:\ユーザー\”対象のプロファイル_bk”から必要なファイルをコピーします。
⑧これでプロファイルの再作成作業は完了です!
ユーザープロファイル再作成まとめ
ユーザープロファイルの再作成はまとめるとこんな感じです。
- プロファイルのバックアップを取る
- プロファイルの削除をする
- ログインしプロファイルの再作成
- バックアップしたプロファイルから必要データをコピー
- 完了
それではー!