こんにちは!今日はファイルの有無確認をするバッチファイルの作成備忘禄です。
ファイルの有無を確認する環境の場合、ファイルが多いと目視で確認するのも面倒な場合があります。そんな時に使えるのが「ファイルの有無確認バッチ」です。
1つの例としては、バックアップファイルがフォルダ等に日々書き出されたりする環境などでファイルの有無の確認が出来ます。
ファイル有無を確認するバッチファイル備忘録
ファイルの有無を確認するには下記のコマンドで実行できます。ファイル名は仮にbackup.logとしておきます。
ファイル有無確認 dir /b コマンド
dirコマンドはファイル及びフォルダを表示するコマンドです。オプション dir /b をつけることにより対象のファイル名を表示します。ファイルが有れば対象のファイル名が表示され、なければファイルが見つかりませんと表示されます。
dir /b “対象のファイル名”
dir /b backup.log
ファイル有無判定バッチファイル dir /b と if文 コマンド
ファイルの有無を判定しバッチファイルを作成したい場合は下記のテキストをコピーし使用できます。ファイルの有無判定のポイントはif文で有り無しを判断後にgoto文で処理しています。こちらもファイル名は仮にbackup.logとしています。
バッチファイル参考:ファイル有無判定.bat
@echo off
echo ★★★ファイル有無確認★★★
rem — 対象フォルダへ移動 —
cd c:\log
rem — ファイル有無のバッチ処理 —
set fname=”backup.log”
if exist %fname% (goto TRUE) else (goto FALSE)
:TRUE
echo ○ファイル有り
dir /B %fname%
goto END
:FALSE
echo ×ファイル無し
goto END
:END
pause
ファイル有りの画面
ファイルありの場合
ファイルがあった場合は:TRUEの処理を実行し下記の画面を表示します。
echo ○ファイル有り
dir /B %fname%
ファイルなしの場合
ファイルがない場合は:FALSEの処理を実行し下記の画面を表示します。
echo ×ファイル無し
まとめ
単純なファイル名の有無バッチでは、活用が難しい場合があります。それはファイルによっては日々の日付がファイル名として使用されている場合です。
今回の例ではbackup.logでしたが、backup_20200504.logのように日々ファイル名が変わる場合はバッチファイルを工夫しなければいけません。
その場合の対処はまた次回の記事で紹介します。それではー!