こんばんは!年度末の時期になるとやってくるのが人事異動です。新入社員や部署移動などでシステム管理者は、非常に忙しくなります。
単一ユーザーのAD追加や設定変更などはGUI操作したほうが便利ですが、年度末にもなると多いところでは100名以上のユーザーを追加しなければいけないシステム管理者もいると思います。
現在の企業や組織は、ほとんどと言っても良いほどAD(ActiveDirectory)によるドメイン管理をしていると思います。毎年どこにでもある年度末の作業を忘れない為の備忘録になります。
ADユーザー追加コマンド
ADへのユーザー追加はコマンドでも可能です。ADサーバーのコマンドプロンプトを使用して追加が出来ます。下記のようにdsaddコマンドで追加可能です。
dsadd user コマンド例
①ユーザー追加コマンドを打ちEnterを押します。ユーザー追加の「成功」or「失敗」結果が表示されます。

②ActiveDirectory で対象のOUを確認するとdsaddコマンドで作成したユーザーが追加されています。

dsadd user コマンド 使い方
dsadd user の後に表示名、OU、ドメイン名、アカウント名、ユーザー名、パスワード名、ユーザー有効無効、などを指定して新規ユーザー登録が可能になります。
dsadd user “CN=市川一郎,OU=usersOU,DC=yokohama,DC=local” -samid ichi -fn 一郎 -ln 市川 -display 市川一郎 -upn ichikawa@yokohama.local -pwd 1qaz2wsX -disabled no |
dsaddコマンド詳細
- user 名前
- OU AcriveDirectoryのOU名を入力
- DC ドメイン名を入力
- DC ドメイン名を入力
- -samid ユーザーログオン名(2008より前)
- -fn ファーストネーム
- -ln ラストネーム
- -display 表示名
- -upn ユーザーログオン名
- -pwd ログオンパスワード
- -disabled ユーザーの有効・無効


もう少しコマンドで入力したい欄もあるかと思うので随時追加していきます。
それではー!