こんばんは!本日は、通信をするために必要なLANケーブルについて調べてみました。LANケーブルの中身は8本の線から出来ておりますが、そのうちの何本か切っても通信できることかもしれないので検証しました。まずはLANケーブルの構造から紐解いていきます。
LANケーブルの構造について
LANケーブルは見た目は1本のケーブルに見えますが中身は8本の線でつながれています。下記の図はLANケーブルの先端部分を拡大した図です。LANケーブルの先端はRJ45というプラグで固定します。
LANケーブルとRJ45を接着するには、専用の工具が必要となります。ケーブルの被覆を剥いたりケーブルを切ったりするのは、慣れた人であればカッターやハサミで切断可能ですが、かしめ工具(圧着機)がないとLANケーブルとRJ45の圧着が出来ません。
LANケーブルの結線はストレートタイプとクロスタイプに分かれます。更にAタイプとBタイプという結線方法に分かれます。このブログではBタイプ(1番が橙白)の結線方法になります。
LANケーブルを切って通信した検証
LANケーブルは1000Mの場合は8芯全部使うので1本でも切れるとダメなようです。10Mと100Mであれば、4番(青)、5番(青白)、7番(茶白)、8番(茶)を切っても大丈夫だと本に書いてありました。
さっそくLANケーブルの中身の8芯を切ってみる検証を始めてみます。
LANケーブルの芯を切る検証
検証するにしてもLANケーブルの中身をどうやって切断しようかと思いました。下記の状態で ping -t でデフォルトゲートウェイにpingを飛ばし続け通信状態を確認しました。pingを飛ばし続けながらLANケーブルの芯を1本ずつ切断する方法にしました。
①コマンドプロンプトを開きping -t でデフォルトゲートウェイにpingをする(例:192.168.10.1)
ping -t 192.168.10.1
②LANケーブルの被覆を剥く(わかりやすいように30cm位)
③LANケーブルの芯が切りやすいように、より線をほどいていく
④LANケーブルの4番(青)、5番(青白)、7番(茶白)、8番(茶)を切っていく
⑤4番(青)、5番(青白)、7番(茶白)、8番(茶)を切っても通信は途切れずpingが飛び続けていました。
このあと他の線を切ると、pingへの通信は途切れてしまいました。
LANケーブル検証結果
今回、LANケーブルを切って通信可能か検証した結果になります。
- LANの4番(青)、5番(青白)、7番(茶白)、8番(茶)を切っても通信は途切れない
- LANの1番(橙白)、2番(橙)、3番(緑白)、6番(緑)を切ると通信が途切れる
- 1000MのLANの場合は、1本でも切れると通信不可になる
自己満足ですが検証して実際に目で見て確かめることが出来て良かったです。下記のブログでは企業のケーブル結線図がどのようになっているか紹介しています。それではー!