こんばんは!本日はWindowsパソコンを操作するPSTOOLというソフトを紹介します。PSツールはMicroSoftがシェアしているフリーソフトとなります。このPSツールをインストールして利用すると通常のコマンドプロンプトで実行できないようなプログラム(遠隔の端末操作等)が利用できます。
目次
PSツールの使い方
PSツールは数種類のツールが含まれておりパッケージとして一括でインストール可能です。今回はPsExecツールを中心にコマンドを紹介します。
パッケージとしてダウンロードできる PsTools suite に含まれるツールは次のとおりです。
PsExec -プロセスをリモートで実行する
引用元: MicroSoft
Psfile -リモートで開かれたファイルを表示します
Psgetsid -コンピューターまたはユーザーの sid を表示します
Psinfo -システムに関する情報を一覧表示します。
Psping -ネットワークパフォーマンスの測定
Pskill -名前またはプロセス ID でプロセスを強制終了する
Pslist -プロセスに関する詳細情報を一覧表示します。
PsLoggedOn -ローカルにログオンしているユーザーとリソース共有 (完全なソースが含まれているもの) を確認します。
Psloglist -イベントログレコードのダンプ
Pspasswd -アカウントのパスワードを変更する
Psservice -サービスの表示と制御
Psshutdown -シャットダウンし、必要に応じてコンピューターを再起動します。
PsSuspend -プロセスを中断します
Psuptime -前回の再起動以降にシステムが実行されていた時間を表示します (の機能はpsinfoに組み込まれています)。
PStoolsのインストール方法
①Microsoftのダウンロードサイトへ行き、下記画面のダウンロードをクリックします。
②ダウンロードしたZIPファイルを展開するとパッケージが展開されます。そのままフォルダ内のPsExecをクリックしましょう。
③コマンドプロンプトを起動したらcd コマンドを使いカレントディレクトリ移動で、PStoolsのフォルダまで移動しましょう。(下記は例です)
cd c:\users\〇〇\desktop\pstool
④コマンドプロンプトでPSToolsのコマンド(psexec等)を打つと下記のような同意画面が表示されるので「Agree」をクリックしてそのまま続行が可能です。
PSツールの使い方 psexec
psexec 基本的な使い方
psexec -u <ユーザー> -p <パスワード> \\<リモートコンピューター> <コマンド>
psexec ドメイン内のパソコンのIpconfig情報を取得する例
psexec -u west\administrator -p P@$$ \\192.168.0.1 ipconfig
psexec ドメイン内のパソコンで dir 結果を取得する例
psexec -u west\administrator -p P@$$ \\192.168.0.1 cmd /c “dir c:\”
psexec バッチファイルをドメイン内のリモート先で実行する例
psexec -u west\administrator -p P@$$ \\192.168.0.1 –c “C:\backup.bat”
psexec ドメイン内のパソコンのコマンドプロンプトでアクセスする
psexec -u west\administrator -p P@$$ \\192.168.0.1 cmd
psexec コマンドで接続が出来ない場合の対応
psexec コマンドでリモート先に接続しようとしても、接続が出来ない場合があります。下記のような画面です。
通常通りの正しいコマンドを打っても接続できない場合は、バージョン2.32になってからの不具合のようで、バージョンを落として再ダウンロードするか、または コマンドの前に -i オプションを追加すると問題なく接続できます。下記が -i オプションを追記した場合の例になります。
PSツールの使い方 まとめ
Pstoosのかんたんなまとめです。
- PstoosはMicroSoft提供の無料ソフトウェア
- pstoolsコマンドを使用時はカレントディレクトリを移動する
- リモートアクセスしコマンド操作やバッチファイル実行が可能
- psexecが実行できないときは -i オプションをつける
また、リライトします。それではー!良ければ過去記事も見てみてください↓